第1話 恋するビアトリス(1/2) (2/2)
第2話 アストラル・ファイア奪還作戦 (1/2) (2/2)
第3話 青春のかくれんぼ (1/2) (2/2)
第4話 私だけの王子様 (1/2) (2/2)
第5話 こころを重ねて(1/2) (2/2)
第6話 氷の少女(1/2) (2/2)
第7話 あなたに捧げる…(1/2) (2/2)
第8話 湯煙パニック!(1/2) (2/2)
第9話 おにいちゃんといっしょ
第10話 めざせ!ジョシコウセイ!?
第11話 吉村護ろめろめ作戦!
第12話 ビアトリス・クリスマス
第13話 魔王あらわる!(1/2) (2/2)
第14話 絢子さんの恋人(1/2) (2/2)
第15話 世界一えくせれんとな髪の毛(1/2) (2/2)
第16話 参上、暴れ総理!?(1/2) (2/2)
第17話 南の島の注意報(1/2) (2/2)
第18話 嵐の中で(1/2) (2/2)
第19話 火花散る散るバレンタイン(1/2) (2/2)
第20話 ビアトリス消失!?(1/2) (2/2)
第21話 遠くへ行っちゃ、やだ(1/2) (2/2)
第22話 原初への帰還(1/2) (2/2)
第23話 無敵な二人(1/2) (2/2)
第24話 護くんに女神の祝福を!(1/2) (2/2)
護くんに女神の祝福を!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
護くんに女神の祝福を!(まもるくんにめがみのしゅくふくを、英名:Venus to MAMORU!)は、岩田洋季によるライトノベル。電撃文庫より2003年から書き下ろしの形で単行本が発刊され、シリーズがスタート。また、これを原作とする漫画、アニメ作品。原作小説イラストおよび漫画版作画者は双方とも佐藤利幸が担当。
2007年3月現在11巻までと番外編が2巻発売されている。また7巻からは新年度編となり、各キャラクターは1学年進級する。漫画版は2006年から電撃hpにて連載開始。また、同誌において時折、特集の形で番外編の短編小説が掲載されている。2006年10月から2007年3月までWOWOWにてテレビアニメが放送された。
あらすじ
近年に発見された大気中を漂う新物質ビアトリス。人間の思考・意志に感応・反応して変化し、あらゆることを可能にするそれは、その性質より『奇跡の物質』『現代に蘇った魔法』とすら呼ばれる未知にして世界中から注目される新物質であった。
それを理解し、操り、知り抜くすべを教える日本で唯一の高校が、東京ビアトリス総合大学附属高等学校(東ビ大附属)である。そこではビアトリスに対する適応能力を持つ若人たちが自らも優秀なビアトリス使いとなるために日々勉学と研究、さらには忙しい日々を癒してくれる騒々しい青春に明け暮れている。
幼い頃にトンネル崩落事故に巻き込まれた少年吉村護は、その現場である人物の起こした「ビアトリスの奇跡」によって助け出される。そしてこの出来事から護はビアトリスとその使役者であるビアトリス使いに深い深い憧れを抱くようになった。そして、高校一年の二学期。護はビアトリスの適性検査をクリアし、東ビ大附属へと転入する事になる。
転入初日。護は学校の昇降口の前に佇む美少女と出会う。少女は昇降口前の桜の木にいきなり満開の花を咲かせた。見とれる護に少女は何の用かと冷ややかな表情と声を向ける。一瞬だけ戸惑う護だったが、常に困ったときはまず笑えと育てられていたため、この時も普段と同じように教えどおりに少女に笑みを投げかけた。
これが運命の始まりだった。護が笑みを向けた少女の名は鷹栖絢子。高校2年生にして<魔女ベアトリーチェ>、<ビアトリスの死天使>の別名で呼ばれる世界で3指に入る天才ビアトリス使い。彼女は護が東ビ大附属へとやってきたその日の昼休み、彼が転入した教室へと乱入して顔を真っ赤にしながら脅し半分で大告白を敢行してしまった。(※)
かくして、相思相愛でありながら、その強大な力を持つがゆえに放っておかれることの無い2人の愛と試練の物語が始まるのである。
※テレビアニメ版では、絢子に笑いかけたその場で告白されている。
登場人物
吉村護(よしむら まもる、声:木村亜希子)
東ビ大附属基礎2科の1年生。生徒会治安部長補佐(6巻途中から生徒会副会長となり、7巻からは2年情報科に所属)。7歳の時に見たビアトリスの奇跡に憧れ、この学校に転入。転校初日に絢子に告白される。なお、転入時におけるビアトリス適性検査では東ビ大附属において歴代7位の素養を持つ(汐音の記録と並んでの7位)。
心優しく、芯は強く、無敵の癒し系スマイルを持つ男の子。この世の誰よりも絢子が大好きで、時に皆から恐れられる絢子の事をほぼ唯一「かわいい人」だと言い切れる強心臓の持ち主。
初めてビアトリスの奇跡に触れた際にビアトリス使いの青年「マサキ」と、その連れである一歳年上の少女「アヤ」に出会っているのだが、現場が暗闇であったことと事故のショックそして時の経過のためかその記憶はとても曖昧になっている。護が絢子と共にある時、時折、その記憶に基づく既視感がよぎる事がある。文庫9巻にて絢子の叔父である正樹と出会い、その出来事の概略を思い出し、既視感の正体にも気付くこととなった。
また、その再会がきっかけとなり、護の指南役であるところのエメレンツィアでさえ驚くほどのビアトリス制御能力を開花させている(ガーティいわく「吉村護ラブバリアー」。絢子とエメレンツィアと希実子のラブが源らしい。本人は嫌がっていたが)。
ちなみに彼が「大した事は無い」と考えていることは、必ず後々にとんでもない騒動の遠因となる。
鷹栖絢子(たかす あやこ、声:高橋美佳子)
東ビ大附属戦術科の2年生。生徒会治安部長(7巻からは戦術科の3年生)。世界で3指に入るビアトリスの使い手。規格外までに卓越したビアトリス使役能力を持ち<魔女ベアトリーチェ>、<ビアトリスの死天使>などの異名をとる。ついでにその強烈な能力のために彼女には(主に怒りや羞恥などにおける感情の高ぶりを原因とした)様々な破壊がついて回るため、ある種の破壊魔的な側面も持つ。
元々は凄烈なクール・ビューティーだったのが護の笑顔に見事に撃沈し、その後はトコトンまで色ボケてぶっ壊れていくコトに。護の事が誰よりも大好きで見事に恋人同士となってからは加速度的にバカップル化。護にはトコトン甘く弱く暴力を奮うなどもっての他だが、他者にはどこまでも苛烈な一撃を容赦なく加えてしまう超ツンデレ娘(アニメ版の公式サイトなどでは彼女のこうした態度を『メガデレ』と称している)。
可愛がってくれた祖父や叔父を心から慕っているが、一方でビアトリスの力を嫌っている両親とは折り合いが悪く、現在は祖父から贈られた使用人つきの屋敷に一人で暮らしている。
なお、酒には相当弱く5巻ではスクリュー・ドライバー一杯で昏倒し、目を覚ました後も酔いによって理性が吹き飛び、場所もわきまえずに護に甘えまくりキスをねだるという酒癖の悪さが露呈している。
吉村逸美(よしむら いつみ、声:清水愛)
護の妹で好奇心旺盛な中学2年生(7巻からは中学3年生)。頼みもしないのに、兄に恋愛のアドバイスなどを与えてみたりする。絢子のコトが(護の妹として)とっても大好き。料理とバスケが得意。
菊川宗司(きくかわ そうし、声:楠大典)
絢子が登下校時に乗るベンツを運転する絢子の祖父の秘書の一人。妻子持ちで子供は娘が一人いる。年齢は30代前半と見られる。職務には忠実だが、時に悪ノリが過ぎることがあり、時々絢子に叱られる。
生徒会の面々
周藤摩耶(すどう まや、声:小野大輔)
東ビ大附属情報科の3年生で生徒会長(6巻まで。7巻以降は東ビ大の大学生)。冷静で優しく頼れるお兄さんなのだが、とかく状況をまぜっかえして楽しむという悪癖の持ち主。絢子と護の一番の理解者……なのだが、生来の悪癖のために絢子の怒りを買う事も多い。
幼い頃から絢子の事を好きでいたが、その自覚が乏しかった。護が転校してきて2人が付き合うようになって初めて自らの気持ちに気付くことになる。そして自らの愛を貫くために、その気持ちを秘する事に決め、護たちの理解者として振舞うようになった。東ビ大附属卒業直前に護にその事を告白し絢子の今後を託した。
告白後は同学年であった明日香と付き合っているようだ(が、やはり絢子への恋心は吹っ切れていない模様であるし、友人関係とも見て取れる)。
周藤汐音(すどう しおね、声:能登麻美子)
絢子のクラスメート。生徒副会長でもある(6巻途中からは生徒会長)。摩耶の妹。ロールパンのお化けの如き縦カールから始まり、電飾着物などブッ飛んだファッションセンスを有する。ちなみに彼女が「普通の格好」をすると、周囲のビアトリスが騒いで甚大な物的被害が発生する。絢子とは本人曰く「永遠のライバル」だが、実際は汐音が一方的に絢子に噛み付いているだけである。が、絢子のことを心配する一面を見せたりもする。
摩耶が東ビ大付属を卒業し、独立して生活をすることになった際に非常に落ち込み、卒業式の予行では泣き出してしまうという、兄想いの一面も持つ。しかし、護の励ましもあり、この件を乗り越えて生徒会長としての自覚が生まれた。
丸山友香(まるやま ゆうか、声:こやまきみこ)
東ビ大附属資源科の3年生(6巻まで)。アニメ版では生徒会美化委員。背がとても低く、非常に気が弱い。その気の弱さからアストラル・ファイア強奪事件の起因となってしまう。
が、どこかオドオドしたところもあり、生徒会の面々にはバレバレだったようだ。
藤田美月(ふじた みつき、声:千葉紗子)
護のクラスメート(7巻からは医療科の2年生)。いつもニコニコしている。カメラを肌身離さず持っている。アニメ版では生徒会広報。
また、どこでもかしこでも撮影した写真を売りさばいていたりと、商人魂も持ち合わせている。アニメ版では絢子の盗撮写真を売りさばいたりするなど、かなり性格が悪い方に変えられている。
自宅に多数のペットを飼っている模様。
長谷杏奈(はせ あんな、声:猪口有佳)
東ビ大附属制御術科の2年生(7巻からは制御術科の3年生)。演劇部に所属。アニメ版では生徒会書記。美月と仲がいい。
竜照の姉でもある。
長谷竜照(はせ りゅうしょう)
東ビ大附属基礎5科の1年生で生徒会役員補佐(7巻から)。杏奈の弟。かつて瑤子に恋していたようだが、現在はエメレンツィアに好意を寄せている(杏奈と瑤子にはからかわれっぱなし)。
ピアニストを志すほどの腕の持ち主。エメレンツィアが感激するなど、なかなかの腕のようだ。が、「将来のため」とビアトリスの道を歩む選択をしている(本人はあまり乗り気でなかったようだ。が、エメレンツィアへ好意を抱いたのをきっかけに、しっかりと学び、強くなる決心をした)。
桐島瑤子(きりしま ようこ、声:大浦冬華)
東ビ大附属医療科の2年生(7巻からは医療科の3年生)。演劇部に所属。アニメ版では生徒会会計。しゃべり方が紋切り型の男性口調で特徴的。
八木浩介(やぎ こうすけ、声:大畑伸太郎)
杏奈のクラスメート。体がとても大きい。アニメ版では生徒会執行委員で微妙な英単語が口癖。冗談か本気かは判別しづらいところがあるが、どうも同性愛を匂わせるアヤしい発現が目立つ。
柿崎由良理(かきざき ゆらり)
東ビ大附属応用科の1年生(7巻から)。ビアトリス感応適正では東ビ大入試における歴代2位(絢子の次なので実質トップ)の成績を誇る絢爛世代のトップにして代表者。入学式での絢子の態度に憤りを感じ、自らの絶対性を信じて他の1年生と共に生徒会と戦争をするがあっさり敗北。その後、自らの理想を体現したが如き姿を持つ絢子に惚れ、護の勧めで生徒会役員補佐となる。それ以来護を目の敵にしていたのだが、誘拐事件に巻き込まれた際に開花した護のビアトリス制御を目の当たりにしたり、1対1による決闘を経て和解に至る。
実はドイツへの留学経験があり、その際に鷹栖正樹よりビアトリス制御の指南を受けている。
樫本希実子(かしもと きみこ)
東ビ大附属基礎2科の1年生(7巻から)。権力を欲する野心家の腹黒娘。生徒会長の座を狙って由良理と手を組んで戦い、敗北後は方針を転換し生徒会役員補佐となる。僅かながら、護に好意を寄せている(ガーティによるいたずらにより発覚。本人は完全否定しているが)。また、<銀のマリア >ガートルード・マクヴリーズとは個人的な知り合いで、彼女から幾つかのビアトリス機器を託されている。
その他
ヨハン・ディーター・リューディガー(声:子安武人)
別名<プロイセンの魔王>。
自らの研究である「原初への帰還」を完成させるために絢子を必要とし、護から奪うためにドイツからやってきたビアトリス研究者。絢子と引き分ける実力を持ち(実際には絢子以上の使い手であるとも目される)世界で3指に入るビアトリス使い。護と出会う以前の絢子のように自らの絶対性を過信しており、他者に対して睥睨した態度をとり敵対する者は徹底的にいたぶり叩き潰す「絶対王者」のような男(ただ、義妹であるエメレンツィアに対する信頼や愛情はあるようだ)。世のビアトリスはすべて彼の前にひれ伏すとも言われ、絢子もまた自らのビアトリスを共鳴させられて、心を乱されることとなる。
エメレンツィア・ベアトリクス・リューディガー(声:真田アサミ)
別名<魔王の剣>もしくは<凍れる魔女ベアトリクス>。
ヨハン来日の布石としてドイツのアルデマール大学から東ビ大付属にやってきた交換留学生。1年応用科に編入後、2年からは護と同じクラスに在籍。ヨハンの義妹で義兄の絶対性に心酔している。当初は義兄の命で絢子と護にちょっかいを出し続けてきたが、それを繰り返すうちに護の優しさに触れて、護の事が好きになってしまう。
東ビ大附属内の一部ではエーちゃんの愛称で呼ばれている(ファンクラブも設立されている。初代会長は護のクラスメートである渡辺)。7巻からは生徒会に入り治安部員となる。東ビ大附属で過ごすうちに、氷の修羅のような殺伐とした性格が丸くなって、普通の少女のように笑うことも多くなった。と同時にとてつもない勘違い&ドジっ娘である事も判明してしまう。
なお、当作キャラクターの中で最も名前を間違えられやすいキャラクターワースト1 。いわゆるファンタジー世界でおなじみの用語である『エレメント』と語感が似ているため、本来『エメレンツィア』であるところを『エレメンツィア』と間違えられる。アニメ化の際に行われた役柄決定のオーディションでは、エメレンツィア役志望声優の20〜25%が同様の間違いを犯し(実際に役を射止めた真田アサミもその一人であったと真田アサミ本人が公式ウェブラジオ上で告白。名前を噛んでしまったとのこと)、作者を大いに嘆かせた(担当編集者は間違えたことが無いらしい…と思いきやメールの時には「エメレンティア」。重ねて作者を大いに不思議がらせた)。
鷹栖尚幸(たかす なおゆき)(声:若本規夫)
絢子の祖父。元・内閣総理大臣で現在も様々な政治的駆け引きのために世界中を飛び回っている。非常に豪快な性格でトラブルを呼び込む才能に長ける(自分自身の茶目っ気から、トラブルを自ら起こすことさえ日常茶飯事)。バレンタイン・キラー事件の際には自らの持つポテンシャルを大いに活かしきり、東ビ大付属を恐怖のどん底に陥れた。
絢子を溺愛していて、絢子自身も尚幸の前では赤子同然になってしまう。
鷹栖正樹(たかす まさき)(声:安元洋貴)
絢子の叔父でビアトリス研究の第一人者。かつて幼い絢子を連れて、世界中を旅していた。現在はドイツのアルデマール大学にてヨハンと共に「ビアトリスの意志」と「その発生」を探る研究プロジェクト「原初への帰還」を発案し、その実行を進行させている。
護の記憶にある「あの人」の正体。幼い護を事故から救い、ビアトリスの奇跡を教えた張本人で、護にとっては最大の憧れの人。
現代において最もビアトリスの真実に近づいているとされるビアトリス研究者。一方で尚幸や絢子と同様、鷹栖の血筋をバックボーンとした無駄な自信過剰が見られ、ヨハンらと同様に自らの絶対性を信じて疑っていない。そのため、自らの研究がもたらすものについての弊害やそれに伴う他者の感情などを省みる事が無いため、<銀のマリア>ガートルード・マクヴリーズに警戒されている。
茜明日香(あかね あすか)(声:小菅真美)
東ビ大附属錬金科の3年生で演劇部の部長(6巻まで。7巻からは親族が主催する劇団の研修生)。ビアトリス制御の才能を持つがゆえに東ビ大付属に入学したが、在学中に演劇こそが自らの本当の夢である事に気付いてしまい、その進路と夢を追う事で執り行われる罰則について悩む事になる。が、護と絢子の説得により東ビ大への進学を辞めることを決意する。
7巻からは摩耶と友人としての親密な交流が始まる。絢子の記憶消去に対する防護は成功したようだ。
ガートルード・マクヴリーズ(声:生天目仁美)
アメリカ在住の世界で3指に入るビアトリスの使い手であり、現・米国大統領補佐官。別名<銀のマリア>。愛称はガーティ。公式な場ではお堅く取り澄ましているように見えるが、実は非常にファンキーでフランクな性格。傍目では二十代くらいに見えるが、実際はビアトリス制御によって身体の外見年齢を調整しており、幼女から老婆まで体の変質が可能。その正体はビアトリスを発見した生物学者<原初の魔女>「ベアトリーチェ・アリギエーリ」である。希実子の母親が彼女の家政婦だった。
ビアトリスが人間にもたらす力の「負の結果」について絶えず心を痛めており、自らの責任においてその事態をなんとかしたいと願っているようである。その究極的な手段としてビアトリスのこの世界からの完全消滅をも辞さず、そのための研究も行っている。鷹栖正樹やヨハンの研究である「原初への帰還」を非常に危険な研究であると考えている。
アニメ版では我孫子を手下としており、絢子を監視させている。彼のことを「恒ちゃま」と呼ぶ。
吉村静恵(よしむら しずえ、声:小林美佐)
護の母。護の無敵スマイルの源流。穏やかなおっとりママで結構要領はいいが、ノリやすい。
東ビ大付属文化祭を訪れた際にミスコンに応募してしまうなどに見て取れる。因みに結果は8位入賞(お米がもらえて嬉しそうだった…というのは逸美の弁)。
渡辺隆行(わたなべ たかゆき、声:立花慎之介)
護のクラスメート。1年の時は基礎2科、2年では情報科と、ものの見事に護と同じクラスとなった。ある意味で護の親友たる事のできる普通の東ビ大付属生。エーちゃんファンクラブ発起人であり初代会長。2年となってからは同団体の名誉会長として権勢を振るう。時折、その立場から護にクギを刺したり誤解から逆恨みしたりする事もある。
我孫子恒夫(あびこ つねお、声:木村拓)
アニメ版オリジナルキャラクター。絢子ファンクラブ(本人非公認)の代表であり、絢子のストーカー。護を目の敵にしている。自称「ビアトリスの貴公子」。口調は語尾に「……ですか〜」をつけるのが特徴。第18話にて「銀のマリア」ガートルード・マクヴリーズの手下として絢子の監視役をしている事が判明する。瓶底と言えるくらい分厚いメガネをかけているがその下はかなりの美形らしく、生徒会の面々を悶死させた。
用語解説
ビアトリス
作品世界上の「現在」から30年近く前にイタリアの生物学者ベアトリーチェ・アリギエーリによって発見された、人間の思考・意志に感応・反応して変化する特殊物質。大気上に数多く分布し、これに感応できる人間をビアトリス使いと呼び、この物質の性質を利用した機械器具をビアトリス機器と呼ぶ。名称の「ビアトリス」は発見者である「ベアトリーチェ(Beatrice)」の英語読み。
この作品世界内においてビアトリスの扱いは政治・軍事上において多大なる最重要課題となっており、どの国も優れたビアトリス使いを養成および引き抜く事やより強力なビアトリス機器の開発などに必死になっている。また、そのために優れたビアトリス使いはVIP扱いでありながらも一方で様々な機密に触れる要注意人物となっている。
なお絢子の二つ名である<魔女ベアトリーチェ>は、ビアトリス発見者ベアトリーチェ・アリギエーリからとられているもので『発見者並みにビアトリスを知り抜き操る者』の意味を持つ。
東京ビアトリス総合大学附属高等学校
略称・東ビ大附属。日本で唯一のビアトリス使い養成のための国立大学である東京ビアトリス総合大学の付属高校。JBAが主催するビアトリス感応適性検査「BCMAテスト」にてビアトリス適性が認められた者のみが入学・転入できる。所在地は神奈川県下(護の通学方法がバスで、となっていたこと、護の自宅が横浜市青葉区となっていることから、その周辺と思われる)。
ビアトリスに関する最先端の学問を学べる一方で、上位学校である東京ビアトリス総合大学への進学が強制的に決定され、将来はビアトリス研究者もしくはビアトリスを利用した国家機関職員としての道を強制されるため、それ以外の進路を選ぶことが出来ない。
それ以外の進路を選んだ場合(卒業後の一般社会就職もしくは学校退学)は在籍中に習ったビアトリスに関する記憶を消去され、長期に渡り国家機関の監視下での生活を強いられ、一部の基本的人権およびそれに伴う行動に制限がかけられる(ビアトリス学は国家機密レベルの内容も多く含むため)。しかし記憶消去はビアトリス制御の中でも困難なものであり、実際には高校時代に過ごした思い出のほぼ全てを失う結果となる。
実は絢子の海外への頭脳流出を恐れた日本政府が、中学時代の彼女の要望に応じて設立した学校である。
学科は1年生の中でもビアトリスに触れたばかりで基礎中の基礎を学ばねばならない者が「基礎科」に、それ以外のビアトリスに関してある程度の知識を持ち早くに制御可能となりうる者が「応用科」に配属される。その後の進級において生徒個人の希望や適性で進路を判別され専門各科に篩い分けされる。
東ビ大附属生徒会
東京ビアトリス総合大学附属高等学校の生徒会。が、その実態は「生徒会長と愉快な仲間たち」であり、面白いコトを見つけたら皆でからかおうというモットー(本文中では掟とされる)を持つ。もちろん、このモットーの一番の犠牲者は護と絢子。
ただし一方でそれなりにマジメな活動を行っており、設立当初は校則でがんじがらめであった東ビ大付属を、より自由な校風に改革していったり、生徒のよりよい学園生活のために様々な企画を実行したり、風紀強化のための持ち物検査の実行など学園生活にある程度必要な事も主催している。ただし、その殆どが二代目生徒会長である周藤摩耶による教員たちとの話し合いによる「穏やかな改革」の賜物である。
作中にて語られる役職は以下の通り。
* 生徒会長
周藤摩耶(2代目)→周藤汐音(3代目)
* 生徒会副会長
周藤摩耶(初代)→周藤汐音(2代目)→吉村護(3代目)
* 生徒会治安部長
鷹栖絢子(初代。2代目会長・周藤摩耶による新役職)
絢爛世代(けんらんせだい)
護の一歳下の世代(7巻で東ビ大付属に入学してきた1年生たち)のこと。ビアトリス感応の適正能力がケタ違いに高い数値を示す者が数多く輩出された為、このように呼ばれる。
凄まじいまでのビアトリス使いとしての才能を持つ一方で、才能に恵まれた故の傲慢やエリート意識が強い者が多く、職員も対応に苦慮。基本的に自分たち以外の者を全て下に見る傾向がある。
入学当初、柿崎由良理を代表として1年のみによる独立自治機関絢爛会を組織。現生徒会に対してクーデターを試みるも、あえなく失敗した。
書籍情報
原作小説
全て電撃文庫より発刊。発売日は初版発行月の10日。
* 護くんに女神の祝福を! ISBN 4-8402-2455-2 (初版発行:2003年9月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 2 ISBN 4-8402-2544-3 (初版発行:2003年12月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 3 ISBN 4-8402-2685-7 (初版発行:2004年5月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 4 ISBN 4-8402-2757-8 (初版発行:2004年8月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 5 ISBN 4-8402-2882-5 (初版発行:2004年12月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 6 ISBN 4-8402-3047-1 (初版発行:2005年5月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 7 ISBN 4-8402-3176-1 (初版発行:2005年10月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 8 ISBN 4-8402-3446-9 (初版発行:2006年6月25日)
* 護くんに女神の祝福を! 9 ISBN 4-8402-3584-8 (初版発行:2006年10月25日)
* 護くんに女神の祝福を!10 ISBN 978-4-8402-3682-9 (初版発行:2007年1月25日)
* 護くんに女神の祝福を!11 ISBN 978-4-8402-3757-4 (初版発行:2007年3月25日)
* 護くんに番外編で祝福を! ISBN 4-8402-2999-6 (初版発行:2005年3月25日)
* 護くんに番外編で祝福を! 2 ISBN 4-8402-3272-5 (初版発行:2006年1月25日)
テレビアニメ
2006年10月5日〜2007年3月29日に、WOWOW(ノンスクランブル放送)にて、毎週木曜深夜24時帯に放送した。全24話。 内容は原作を元にしたオリジナルストーリーで、原作のシリアスなシーンは一部を除いてほぼ省かれている。アニメの内容について原作者の岩田洋季は原作あとがきにて「ドタバタコメディとしては原作より断然おもしろい!」と評価している。
スタッフ
* 原作:岩田洋季
* キャラクター原案:佐藤利幸
* 製作総指揮:安田猛
* 企画:井上伸一郎、久木敏行、宇田川昭次、吉田眞市、酒匂暢彦、伊豆倉公一
* シリーズ構成:岡田麿里
* 脚本:岡田麿里、根元歳三、山田由香
* キャラクターデザイン:高品有桂
* メカニカルデザイン:荒木志伸
* ビジュアルディレクター:新田靖成
* 美術監督:宮本実生
* 音響監督:岩浪美和
* 音楽:上松範康(Elements Garden)
* 音響制作:ブロッコリー
* 音楽制作:b-fairy records
* 色彩設定:加藤良高
* 撮影監督:近藤靖尚
* 編集:平木大輔
* プロデューサー:立崎孝史、和田敦、鈴木路子、武智恒雄、松林正人、川崎とも子
* 制作プロデューサー:橋本和典
* 監督:川崎逸朗
* アニメーション制作:ゼクシズ
* 製作:ビアトリス製作委員会
主題歌
* オープニングテーマ「MA・MO・RU!」(2〜23話:24話はエンディングテーマ)
(作詞:Bee'、作曲:上松範康、編曲:藤田淳平、歌:富田麻帆)
* エンディングテーマ「Venus Dream」(1〜23話)
(作詞:Bee'、作曲・編曲:西村麻聡、歌:佐藤ひろ美)
* 挿入歌
* 「男道」(8話)
(作詞・作曲・編曲:生徒会男子一同、歌:押忍義&秘胃子)
* 「粉雪舞い降る公園で」(12、24話)
(作詞:Bee'、作曲:上松範康、編曲:藤間仁、歌:富田麻帆)
* 劇中歌
* 「乙女心はザッハトルテ」(「不思議少女ヤクトパンターちゃん」OPテーマ)(10話)
(作詞:Bee'、作曲:菊田大介、歌:エメレンツィア)
* 「海ほたるの夜」(10話)
(作詞:桑原永江、作曲:上松範康、歌:鷹栖絢子)
各話サブタイトル
1. 恋するビアトリス
2. アストラル・ファイア奪還作戦
3. 青春のかくれんぼ
4. 私だけの王子様
5. こころを重ねて
6. 氷の少女
7. あなたに捧げる…
8. 湯煙パニック!
9. おにいちゃんといっしょ
10. めざせ!ジョシコウセイ!?
11. 吉村護ろめろめ作戦!
12. ビアトリス・クリスマス
13. 魔王あらわる!
14. 絢子さんの恋人
15. 世界一えくせれんとな髪の毛
16. 参上、暴れ総理!?
17. 南の島の注意報
18. 嵐の中で
19. 火花散る散るバレンタイン
20. ビアトリス消失!?
21. 遠くへ行っちゃ、やだ
22. 原初への帰還
23. 無敵な二人
24. 護くんに女神の祝福を!(最終話)
関連番組
護くんにネットラジオで祝福を!
WOWOWによるネットラジオサイト「AZステーション」で2006年10月6日より隔週金曜に配信されているインターネットラジオ番組。(ポッドキャスティングにも対応)メインパーソナリティーは鷹栖絢子役の高橋美佳子。(最終回のみ木村亜希子と真田アサミ)回変わりでゲストパーソナリティーが登場する。
* 第1回ゲストパーソナリティー:木村亜希子(吉村護 役)/ゲスト:富田麻帆
* 第2回ゲストパーソナリティー:小野大輔(周藤摩耶 役)/ゲスト:川崎逸朗
* 第3回ゲストパーソナリティー:能登麻美子(周藤汐音 役)
* 第4回ゲストパーソナリティー:真田アサミ(エメレンツィア 役)/ゲスト:佐藤ひろ美
* 第5回ゲストパーソナリティー:千葉紗子(藤田美月 役)/ゲスト:シリーズ構成 岡田麿里 監督 川崎逸朗
* 第6回ゲストパーソナリティー:猪口有佳(長谷杏奈 役)
* 第7回(公開録音)ゲストパーソナリティー:清水愛(吉村逸美 役)/ゲスト:木村亜希子(吉村護 役) 小野大輔(周藤摩耶 役) 友情出演:木村拓(我孫子恒夫 役)
* 第8回ゲストパーソナリティー:大畑伸太郎(八木浩介 役)
* 第9回ゲストパーソナリティー:大浦冬華(桐島瑤子 役)
* 第10回ゲストパーソナリティー:木村拓(我孫子恒夫 役)
* 第11回ゲストパーソナリティー:楠大典(菊川宗司 役)
* 第12回ゲストパーソナリティー:こやまきみこ(丸山友香 役)
* 第13回ゲストパーソナリティー:生天目仁美(銀のマリア 役)/ゲスト:川崎逸朗
* 第14回(最終回)パーソナリティー:木村亜希子(吉村護 役)真田アサミ(エメレンツィア 役)/ゲストパーソナリティー:高橋美佳子(鷹栖絢子 役)/ゲスト:大畑伸太郎(八木浩介 役)川崎逸朗
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